~子育て協議会やちまた~
生き物

初めてしゃべった言葉が「ママ」ではなく「アリ」だった?!
以来、ずっと生き物と関わり続けてきた先生と学ぶ生き物の世界。大人のほうが夢・中!


 2007年11月から毎月第2土曜日、イギリスのケンブリッジ大学で動物行動学を研究され、現在は東京農工大学大学院に在籍されているている高田守さんを講師に迎え、毎回テーマに沿ってお話を聴き、ひろばで探検をし、最後に各自ノートにまとめます。
 虫好きはもちろん、蛇が苦手な大人が目の前で蛇のつぶらな瞳にうっとりしたり、こどもから大人まで、自然界の知られざる仕組みに驚きの連続です。虫に関する質問にも答えてくれたり、本の紹介もあります。

次回 2011年12月予定。

12月 第33回「進化のあしあと 鳥類編」

①クワイの収穫 
 
②③クワイ

④奥久慈しゃも


⑤脚

⑥もも、ささみ

⑦心臓
 
⑧⑨砂肝


⑩腸

参加者16名

12月ということで、クリスマス会を兼ねた生き物教室です。クリスマスといえば、昨年はローストチキンを解剖?しながら鶏の骨と筋肉について学びました。そして今年は生き物探検隊のみなさんとのコラボ企画ということで、更に深く鶏について学ぶことになりました。

まずは風の杜探検隊の方々が風の村の池に植えたクワイの収獲をしました。(写真①)冷たい池に手を入れポットを引き出し、泥の塊からクワイを探すのは大変でしたが頑張った甲斐があり沢山のクワイが収獲できました。(写真②)このクワイはスーパーでお正月用に並ぶものと違い小ぶりですが、苦味が少なく食べやすいんだそうです。(写真③)これが一番大きなクワイでした(笑)

さて次は主役の鶏の登場です。(写真④)平飼いで大切に育てられた奥久慈しゃも(茨城)のメスです。いくつかの種類を掛け合わせて作られた品種で大きい割にはおとなしい鶏でした。自分の糧とするため命を頂くということ・・・それはスーパーから鶏肉を買って来るときにはまったく感じない感情です。本来ならば感じなければいけないはずの大切なことです。今回はこの鶏をしめることから教わります。苦しまないよう頚動脈を切り、命が絶たれる瞬間を見守りました。今回命を頂いた鶏に感謝をし、たくさんのことを学びます。

まずは脚。(写真⑤)まじまじと鶏の脚を見るのは初めてでした。よく見ると皮がうろこ状に!鶏にうろこがあるとは!!こんな機会でもなければ一生知るこはなかったでしょう。鳥が爬虫類から進化したときの名残だそうです。陶先生が部位ごとに解体して下さいました。

もも肉、ささみ。(写真⑥よくスーパーで見かける形ですね。鶏が羽ばたくときに使う筋肉が胸肉とささみなんだそうです。だから余分な脂肪がないんですね。こちらは心臓を開いたところ。(写真⑦)

鳥の心臓は左側のほうが発達していて形が左右均等ではありませんでした。心臓の右側が静脈に繋がっていて左側は動脈。飛ぶためには血中にたくさんの酸素が必要なので、動脈に繋がる左側のほうが大きいというわけです。

こちらは砂肝を開いたところ。(写真⑧)スーパーに並んでいるのとは様子が違います。
よく見ると草や羽に混じって砂や小石がたくさん入っています。(写真⑨)
鶏はこの砂肝(本当はさのうというそうです)の中にとりこんだ砂や小石で食べ物をゴリゴリすりつぶしているんです。だから砂肝は筋肉のかたまりなんですね!

次は砂肝から下の腸の部分です。(写真⑩)右下の塊が鶏の肛門、つまり焼き鳥でいうところの「ぼんじり」。尾脂腺というのだそうですです。鳥の羽が水をはじくのは、ここから分泌される脂を羽毛に塗っているからなんですね。肛門の手前には緑の管状のものが左右に延びています。これはなんと盲腸!ここに微生物を飼っていて、摂取した食物の栄養分を余すところなく吸収するんだそうです。人間にとっては邪魔者の盲腸も鳥には大切な器官なんですね。
今回は鳥の体のつくりを学んできました。

最後に高田先生から、鳥の体のつくりとヒトの体のつくりの違いについてのまとめのおはなし。

鳥とヒトの消化管を比較すると食道があって胃があって小腸があって・・・とほとんどのつくりは同じでした。一方で、鳥には砂肝や発達した盲腸があるなど、ヒトにはない特徴もありました。さらに、他の生き物と比較してみると、この砂肝に当たる部分というのはブラキオサウルスなどの草食恐竜にもあったそうです。でも、体内にあったと思われる石は砂や小石などではなく人間のこぶし大もの石!!体が大きいと石も大きいんですね。それにしてもそんな大昔から砂肝という仕組みがあったとは驚きです。鳥と同じように食べものを丸呑みにする生活を送っているから同じような進化をしたんだそうです。 砂肝の砂にしても恐竜の石にしても、本能で石を飲み込んでいるんでしょうが、それがちゃんと機能する場所に収まり働くなんて、本当に驚いてしまいます。

こうして生き物の不思議を知るたびに、一層生き物にはまっていく私でした。
(福本)

11月 第32回「進化のあしあと 昆虫編」

①オオスズメバチ 

②クロオオアリ
 
③④触角

 
⑤⑥脚

⑦針

参加者5名

生物の生活環境が変化すると、体の仕組みがそれに応じて進化していきます。例えば魚から両生類なら、水中から陸に上陸するため、ヒレが手足に変わっていくというように。よく聞く話ですが、本当にそんなことが起こっているのか?そんな進化の証拠探しが今回のテーマです☆

今回ご登場頂いたのは、ハチとアリです。アリはハチから進化してきたと言われています。そこでアリの祖先がハチであるという証拠を探しました。

風の村で捕まえたオオスズメバチ(写真①)、とクロオオアリ(写真②)の働きアリ、それぞれの触角、翅、脚、針、胸から腹を比べることになりました。

まずは触角・・・ハチは根元の節が短いのに対し、アリは長くなっています。(写真③④)


翅・・・ハチにはありますが、もちろんアリにはありません(交尾前の女王アリとオスアリには翅があります)。

脚・・・小さくてわかりづらかったのですが、トゲのような部分の数が違いました。(写真⑤⑥)


針・・・ハチにはありますが、クロオオアリにはありません(針を持つ種もいます)。(写真⑦)


胸から腹・・・ハチは胸と腹がくっついているのに対し、アリには腹柄節という部分があり、狭いところでも小回りがきくようになっています。(写真⑥)

土の中で暮らすアリに翅の必要はなく、巣内の狭い坑道でも動きやすいように節が増えていたりと、確かに生活圏に合った進化をしているようです。
これだけいろいろな場所に変化が生じたということは、大昔、まだアリの進化が始まったばかりの頃は、アリとハチの仲間のような生き物ががいたはずだ。ということで、恐竜のいた時代に生きていたアケボノアリというアリの化石を観察しました。
名前の通りアリにそっくりですが、触角、脚、針はハチの同じ、翅はなく胸から腹に節のようなものがありアリに似ているというまさにアリとハチの中間のようなアリで
す。アリのように変化していた形質を見ると、土の中で暮らすのに必要な部分ばかりで、生活に関係したところから進化が起こってきたというのがはっきりわかりました。 (福本)

■10月16日 第31回「名ハンターの華麗なる技」
からっと~☆
バッタ
からっと~☆
②バッタ
からっと~☆
③トンボ

からっと~☆
④イナゴ
からっと~☆
⑤ヤゴを食べるかまきり

からっと~☆
⑥横顔

参加者7名

そろそろ寒さを感じ始めたこの頃ですが、この日は暖かく半袖でもOKな絶好の生き物教室日和でした

今回はテーマは生き物たちの獲物の捕まえ方でした。 草食は相手が葉っぱや蜜なので、素早い動きも巧みな攻撃も必要ありませんが、肉食の場合は相手が動く生き物なので、それなりに攻撃力や技、知恵などが備わっていなければ生きていけません。そこで今回は肉食の生き物たちの捕食する瞬間を観察することになりました。 あらかじめ用意しておいたカマキリとヤゴはお腹を空かせスタンバイしています。 そこで広場で餌になるものを調達。 餌となってしまう生き物達には申し訳ありませんが、これも勉強です。

まずはカマキリにバッタをあげてみます。 目で追い、獲物との間合いを計って一気にカマで仕留めます(写真①)すぐさま食べ始めましたが、バッタも必死に抵抗しカマキリに捕らえられたままジャンプするので、カマキリの優美なバク宙を見ることとなりました^^;; それでもカマから獲物は逃しません。結局宙吊り状態のまま淡々と食事を続けていました(写真②)




他のカマキリたちもトンボやイナゴをもらいました(写真③)









イナゴを食べるメスのカマキリの前をのんきにオスのカマキリが歩いてしまいました。持ってるイナゴより大きくて美味しそうって目で見てるメスが凄いです!(写真④)

トンボは頭からバリバリ!翅以外は食べちゃうのに対しバッタを食べる場合は、頭もしくは首周辺から食べているようです。消化器官には草が入ってるから嫌いなのか、どのカマキリもお腹はきれいに残します 。

次はオニヤンマのヤゴです。もう夏が終わってしまったので、このヤゴたちは来年羽化する子たち。 体がまだ小さいので餌は赤虫をあげることにしました。 ヤゴの口の近くに赤虫を持っていくと下アゴを伸ばし、目にも留まらぬ速さでパクッと食べます。下アゴが伸びてる写真が撮れればよかったんですが、あまりにも早くてシャッターが間に合わず><
おいしそうにムシャムシャしているんですが、地球外生命体か怪獣かって顔になってしまいました(写真⑤)ドラゴンボールのセルのモデルになったとかならないとか・・・確かにちょっと似てますよね?

横顔はアゴの部分が写っているんですが、わかる方にしかわからない写真ですね。。。(写真⑥)
この後ハエトリグモが捕食する映像を見せてもらいました。 カマキリやヤゴとはまた違い、一気に飛び掛って仕留める姿は一見の価値あり!見ているこちらが興奮しちゃいます!狩りをする際、その生き物の攻撃能力によって攻撃方法が違うんですね!カマキリはターゲットが射程距離に入った瞬間カマを使い、ヤゴは泥など隠れて餌がやってくるのを待ち構えてアゴで捕らえ、口に運びます。クモは自分とターゲットの間合いをはかり、自分から飛び掛って毒を注入。どれもほんの一瞬の出来事で、しかも捕まえた餌に逃げられないようにしていました。

そしてもうひとつの映像。 ハエトリグモともう1匹・・・ハエトリグモとよく似たものが登場しました。それはハエトリグモに擬態した蛾でした。草食の生き物たちも食べられてばかりではありません。擬態して相手の目をくらませ、生き延びていく。生き物たちはそんな進化を繰り広げているんですね。
生き物教室はこれからもずっと八街の風の村を中心に活動していきます♪
参加ご希望の方は是非是非お問い合わせ下さいませ~☆
       (福本)

■8月5・6日 第30回「夏合宿」

①金魚すくい大会
 
②ナゾの種          ③ガガイモ
 
④まむし           ⑤カマキリ



 今回は生き物自然教室と生き物探検隊とのコラボ合宿でした。私達生き物教室参加者チームは今まで研究してきた成果を発表する場でもありました。
 まずは金魚すくい大会(①)から合宿はスタートしました。今回で3回目とあって、前回よりも上位を目指し、真剣に挑む子ども達の姿が目立ちました。1度コツをつかむと、面白いようにすくう子もいて驚きました。

 バーベキュー中に、「眠る植物」がいるらしいという話が陶先生よりあり、私達は眠る植物探しをすることになりました。
本当に植物は眠るのか、どんな格好で寝るのか、おのおの想像しながら夜の散策に出かけました。ペットボトルで作ったトラップを何ヶ所かに仕掛けたり、鳴き声をたよりに大きなバッタを発見したり・・・。そしてとうとう眠る植物に出会いました。カタバミや落花生が寝ていました!そしてなんと!ねむの木は爆睡していました!!
 
個人的に大きな発見は3月の生き物教室で見つけた謎の種(②)の正体がわかったことです。植木鉢に種を蒔き、成長を見守ってきましたが、芽が出ても、ツルが伸びても、結局正体がわからず困っていました。あの暗闇の広場で、懐中電灯の明かりが照らしたのは、まさに我が家の謎の植物でした。慌てて陶先生を呼び、伺ったところ、ガガイモ(③)とのこと。まさかここで正体がわかるとは思っていなかっただけに、喜びもひとしおでした。道中マムシの幼蛇(④)に出会いました。小さい頃から毒蛇の顔は怖いんですね。夜の散策にはお約束のカマキリの目(⑤)。昼間は緑なのに夜は真っ黒!何度見ても不思議です。散策を終えてロッジに戻ると、早速研究発表が行われました。四つ葉のクローバーの発生条件やアマガエルの色彩変化による擬態、ガマガエルがおたまじゃくしから上陸するまでの観察など、それぞれが研究してきたまとめを発表しました。興味深い研究結果に感心しつつ、鋭い質疑応答で理解を深めました。

 そして夜も更けたころ、いよいよメインイベントである陶先生、高田先生による発表です。陶先生はご自身が行かれた海外での写真を使って、地球温暖化による影響で熱帯雨林の雨季がはっきりしなくなってきたことや、それが二酸化炭素濃度の上昇によるものであること。そもそも昔あった二酸化炭素がどこに行ったかなどを教えて下さいました。
 そして高田先生は、生き物はどう進化し、どんなときに絶滅するのか。またヒトにとって周りの生き物の絶滅をなぜ避けなければならないのかという話から、ヒトは自分の行動を制御できる特別な生き物であること。だから地球温暖化や環境問題を考えることのできる唯一の生き物であることを教えて下さいました。
普段は教わることのできない濃密な内容だっただけに、個人的には眠くない時間に聞きたかったと悔しい思いをしています。次回は是非、昼間にお願いしたいものです!
翌日は眠い目をこすりながら、トラップを回収。ペットボトルに入っていたのは、ダンゴムシ、アリ、シデムシなどでした。

 そして最後に表彰式!まずは金魚すくい大会で上位3名の表彰!激戦を制し表彰台の栄光に輝きました。
続いて研究発表をした参加者の表彰がありました。野外での大変なデータ取り、自分なりにまとめた考察、大勢の前での発表という大仕事!よく頑張ったご褒美ですね♪こうして1泊2日のコラボ合宿は終了しました。

 次回のコラボはクリスマスの予定です。どんな内容になるか、今から楽しみですね。もちろんそれまでは、今まで通り生き物教室で学んでいきます。また新しい出会いや発見にワクワクしたいと思います。
       (福本)

7月17日 第29回「自由研発表準備の会」



 8月の夏合宿で行う予定の研究発表に向けて、まとめを行いました。
人前で発表する機会の少ない子供たちに向けて、先生が一人一人に向けて話すポイントや内容を整理して、時間延長で指導していました。
子供たちのまなざしが真剣できらきらしていました。
本番が楽しみです。  
                     (冨永)

6月12日 第28回「夏までの自由研究!観察中?」
 
  ①アカガエル       ②水で涼む?   
    ③ノシメトンボ     ④マダラマルハヒロズコガ       

⑤マイマイガの幼虫

⑥クワの実

参加者 6名

この日はみなさんの予定が重なってしまい、参加者が少なめ・・・しかも暑さで日が陰ったすきに観察や実験をしていたので、変なテンションの子ども達。
いつもはワラワラと散って、自由に観察や研究をしていますが、この日は何故か親鳥のあとを追う雛鳥のように高田先生が見えなくなると慌ててあとを追う姿も見られました。 

大きなアカガエル(写真1)川に逃がすと・・・カエルも暑かったのか、水につかって気持ち良さそうにしていました(写真2) 。

近くの桜の木にはノシメトンボ(写真3)がとまっていました。
写真を撮っても逃げなかったので、随分サービスのいいトンボだなぁと思ったら羽が濡れていました。きっとうまく飛べなかったんでしょうね 。


桜の根元では・・・なんとマダラマルハヒロズコガ(写真4)が動いていました。動くところを見るのは初めてだったので、ちょっとした感動でした 。


近くの木にはマイマイガの幼虫(写真5)がいました。「ニャッキ!」のモデルという噂です。確かにそっくりですね。でもこれ、目ではなく模様です!
 あまりの暑さに川辺の茂みに逃げ込んで休憩です


子ども達はようやくホッとし、まったりし始めました。 
おやつは頭上のクワの実です(写真6) 


喉が渇けば近くの田んぼ用の湧き水を飲み、クワの実を虫とケンカ?しながら食べ・・・田舎に住んでいてもなかなか体験できないようなことを、沢山体験させてもらいました。
                      (参加者M.Fさん)

5月8日 第27回「夏までの自由研究!観察開始」
  
  ①ヨコヅナサシガメの羽化     脱皮直後   
  ③羽の根元には・・・         ④アリ       
  
⑤蜂               ⑥産卵管をブスリ! 
  
⑦四葉のクローバー         ⑧痛い~      
 
⑨おたまじゃくし
参加者10名

いよいよ自由研究が始まりました。参加者はそれぞれ研究する対象がある場所に移動。小川や田んぼ、空き地などに散らばって行きます。

私は桜の木の観察です。
まず初めに見つけたのは、ヨコヅナサシガメの羽化でした(写真①)。下の赤い部分が本体です。この虫はほどよく光沢がありプラスチックのように見えます。幼虫時代は黒地に赤い模様がありますが、成虫になると黒地に白い模様の大人っぽい色合いになります。でも脱皮直後はこんなにきれいな赤だったんですね(写真②)。
捕食の際にはストロー状の口を差込み体液を吸うという、文章で書くとかわいいのですが、実際のシーンはグロテスクな虫です。

桜の葉っぱの根元にこんなものが(写真③)ここから蜜が出ていて、それを求めアリがやってきていました(写真④)。


参加者の間を回りアドバイスをしてくれていた高田先生が見つけたものは、お尻からニョキッと長い産卵管をはやした蜂でした(写真⑤)。随分立派な産卵管だなぁと思っていたら、いきなり桜の木にブスッと刺しました!(写真⑥) 針より頑丈な産卵管なんですね。これ以上私の観察結果を書いてしまうと自由研究のネタがバレてしまうので、他の参加者の様子も見てみましょう。


得意げに四つ葉のクローバーを見せてくれましたが、写真がボケてしまいました(写真⑦)。その後、研究のため四つ葉探しをしていた彼女がいきなり「痛い~」と腕を見せてくれました(写真⑧)。大騒ぎしてる割には少し赤くなっているだけ。どうしたのかと思えばシワクシケアリというアリにやられたようです。カラスノエンドウの蜜を吸っているところを邪魔してしまったんでしょうね。しかしアリにもこんな毒を持ったものがいるとは驚きでした。


川で大はしゃぎの男の子達の近くにあったバケツを覗いてみると・・・(写真⑨)おたまじゃくし、ザリガニ、サワガニ、オニヤンマのヤゴがいっぱい入っていました。
研究なのか遊びなのか・・・。こうして楽しく自由研究は始まりました。夏合宿でどんな発表があるのか楽しみですね。

                   (参加者M.Fさん)
4月10日 第26回「夏までの自由研究!課題を探そう!」
 
    ①葉っぱ    ②食べられた葉っぱ 
 
   ③ハモグリバエ幼虫  ④ハモグリバエの  
 
⑤サワガニ   ⑥サワガニ(♀)
 
⑦サワガニ(♂)         ⑧アリグモ

⑨タンポポ

⑩ホトケノザ
参加者9名
 来月から1人ずつテーマにそって研究をしていくことになりました。
研究結果は夏合宿で発表するそうです。頑張った人には賞がもらえるとか!!これは頑張らないと!ということで、今回はいつも活動している場所で研究課題を探すことになりました。
 課題を探しながらウロウロしていると満開の菜の花に出会いました。高田先生がその葉っぱを1枚見せてくれました。(写真①)点がいっぱい・・・。しかしよく見るとひとつひとつがどこかで見た形です。これはもしかして幼虫では!他の葉っぱを開いてみるとまさしく幼虫です。(写真②)迷路のような部分は幼虫が葉っぱの中身を食べ進んだところ。多分黒く見えてるのは糞でしょうね。これはハモグリバエの幼虫だそうです。近くの葉っぱは迷路が複雑になっていました(写真③)捕食者にあとを辿られないよう、わざと迷路のようにぐるぐるしてるんだそうです。黒い塊は蛹でした。(写真④)この葉っぱの迷路、よく見かけますが、ハモグリバエの仕業だったんですね。
 
小川にはサワガニがいっぱいいました。(写真⑤)お腹を見ると雌雄がわかるんだとか。お腹の模様が広いのが雌(写真⑥)、狭いのが雄だそうです(写真⑦)。

田んぼ近くにアリグモがいました。(写真⑧)パッと見るとアリにしか見えませんがれっきとしたクモです。では何故アリに擬態しているのか?それはアリを襲う種類のアリグモは、アリに似ることで警戒されにくくなります。その他のアリグモは、そこらじゅうにうじゃうじゃいるアリに似ることで捕食者の目を引きにくくなり、捕食リスクを減らしています。またアリグモが餌を捕まえるときも、警戒されにくいなどの効果があるんだそうです。よくもまぁそんな進化を遂げたものだと感心してしまいますね。

 休耕田にたくさんのタンポポ(写真⑨)とホトケノザ(写真⑩)が咲いていました。そこに高田先生をはじめ子ども達が集合し、ホトケノザの蜜を吸い始めました。気付けば・・・(写真⑪)すっかり花がなくなっていました!!

 少し肌寒い日でしたが、自然を満喫し、ゆったりとした時間を過ごせた気がします。

みんな課題を見つけ、来月からは研究や実験に入ります。私の課題は・・・大変!まだ決まっていませんでした。


                   (参加者M.Fさん)

⇒⇒⇒ 
         ⑪すっかり蜜を吸われてしまったホトケノザ 
                  
3月13日 第25回「いち早く動き始めた生き物」
  
    ①ツチイナゴ    ②アズマヒキガエルの卵塊 
  
   ③サワガニ      ④オニヤンマのヤゴ  

⑤アマガエル

⑥正体不明?のタネ

⑦穴からシマヘビ
 

⑧シマヘビ 
参加者10名

春らしく暖かい日が続いたので、今まで探索した場所がそれぞれどうなっているのか見に行きました。
まずは以前ウシガエルのおたまじゃくしを見つけた田んぼ脇の水路を探しましたが、残念ながら何も発見することはできませんでした。もう少し暖かくならないとダメなんでしょうか。

川べりを歩いていると、ツチイナゴがいました。 (写真①)
他にもナナホシテントウやツマグロヨコバイ、コガタルリハムシなど成虫で越冬する虫たちを見かけました。コガタルリハムシのメスはこれから産卵するため、お腹がはちきれそうに膨らんでいました。

近くの小さな池を覗き込むとうどんのようなものが・・・アズマヒキガエルの卵塊です(写真②)。年々減少の傾向があるという話も聞きますが、この辺りはまだ大丈夫かもしれません。おたまじゃくしになった頃、また見に行ってみたいですね。
以前ホトケドジョウやトンボのヤゴを見つけた小川で石をどかしてみると、サワガニ(写真③)やオニヤンマのヤゴ(写真④)、カワトンボのヤゴがいました。まだ生き物の数は多くないようですが探せば見つかるものですね。

田んぼ周辺では小さなウシガエルやアマガエル(写真⑤)を見つけました。
例年に比べ少し早い気がしますがカエルたちはすっかり冬眠から覚め、活動を開始してるようです。

草むらを歩いているとふわふわした不思議なものを見つけました。どうやら何かのタネのようです(写真⑥)。さすがに誰にも正体がわからなかったのでお持ち帰りし我が家で育ててみることにしました。うまく育ってくれるといいのですが。

一通り探索を終え、高田先生が取り出したものは・・・シマヘビくんが冬眠している飼育ケースです。ヘビが冬眠してた穴を見るなんて機会はないので、参加者全員興味津々で覗き込みます。
まずは穴からひょっこり顔が出て来ました。(写真⑦)「何するんだ!」とでも言いたげなヘビくんですが、すぐに寝床から這い出して姿を見せてくれました。(写真⑧)
図鑑に絵描かれている冬眠中のヘビは、土の中でとぐろを巻いていますが、このヘビくんは飼育ケースの中に1本のトンネルがあり、体を丸めることなく伸びた状態でいたことがわかりました。飼育下と野生では違う可能性もありますが、なんでも実際見てみなければわからないものだとつくづく思いました。生き物を勉強する上で大切なことは、先入観を持たずしっかり観察することですね。

春になって生き物達も活動を始めました。次回の教室ではきっとたくさんの生き物に出会えるに違いありません。生き物好きにとって楽しいシーズン到来ですね!

                 
                  (参加者M.Fさん)
■2010年1月9日 第24回「生き物の分布 その4」
 
①ミミズの赤ちゃん    ②キセルガイ    
 
③女王アリ        ④ヤスデ  

⑤ジムカデ

⑥クビキリギス

⑦ツマグロヨコバイ
 

⑧カニグモ   ⑨タマムシの幼虫

参加者9名

冬の寒いこの季節、目のつくところには鳥くらいしか生き物がいません。
こんな時期に生き物がいる場所とは?

今回は野原と森の土の中を探ります。
まず訪れたのは11月にも探索をした野原です。
土の中と言っても、適当に掘っても何も出てくるとは思えません。
ということで11月に夢中になった朽木の下周辺を掘ってみることにしました。
ミミズの赤ちゃん(写真①)小さくてわかりづらいかもしれませんが透明です。あのミミズ色(?)ではないなんて!教えてもらわなければミミズとは思わなかったでしょう。

そして11月にもいっぱい出てきたキセルガイ(写真②)朽木の中だけじゃなく、土の中にもいるんですね。
たいしたものはいないかもと思っていた土の中ですが、さすが生き物レーダーがついている高田先生と参加者たち。次々と生き物を探し出します!
ケアリの一種の女王アリ(写真③)翅がついています。周りには働きアリがいっぱいいました。
ヤスデ(写真④)見た目がよろしくないので不快害虫とされていますが、よくよく見ると触角の辺りがかわいかったです。
ジムカデ(写真⑤)写真ではわかりづらいかもしれませんが、頭と尻尾が同じような形をしています。しかもどっちが頭かわからないくらい、前進後進を自由自在にやってのけました。これにはさすがにびっくりです。

次は森に移動です。
早速木の切り口にぽっかり開いた穴からクワガタの幼虫を見つけました。しかし残念なことに頭はなし。。。鳥に食べられてしまったようです。
日当たりがよく、落ち葉が積もったところを探すとクビキリギス(写真⑥)やツマグロヨコバイ(写真⑦)がいました。
森は朽ちかけた木も多く、つい興味はそちらに・・・。
木の皮を剥ぐとカニグモ(写真⑧)がいました。形がカニに似てるからカニグモだそうです。そのまんまですね。。。
そして森の宝石(?)登場!タマムシの幼虫です(写真⑨)
成虫はあんなにきれいなのに、幼虫は・・・あまり気持ちのいい形をしていません・・・

野原では朽木と土の中、両方に生息する種類が多かったように思われます。一方森の中は、木、落ち葉がたまるところ、土の中はそれぞれ違う種類の生き物たちが暮らしていました。今回は深く掘ったわけではないので、トカゲやカエルなどの冬眠をしている生き物を見つけることはなく、全体を通して土の中より朽木や落ち葉の中などの方が越冬中の生き物が多かったように思われます。

さて次回は隙間に住む生き物を探るようです。隙間ってどんなとこでしょう?
来月もどんな出会いが待っているのか楽しみですね!  
                  (参加者M.Fさん)



 

12月5日 第23回「生き物教室クリスマス会~「骨と筋肉」の研究?!~」






12月5日(土)参加者22名

今日はロッジで「骨と筋肉」の研究…なにやらいかめしい?雰囲気なのかなと思ったら、出てきたのはローストチキン。そういえばもうクリスマスでしたね。わ~っとあがる歓声が思わず引っ込む課題がまず出ました。
「骨から肉をはずし、骨格を確認しましょう!」
骨格があまり壊れないように、ナイフとフォークで四苦八苦しながら試します。
少しずつ慣れてくると、やりやすくなってきました。
一番大きいのはどの骨か、とか、鳥類独特の骨は何か、とかどのテーブルも研究熱心な声が聞こえます。観察した、骨の形を丁寧に書き写したり…そのうち、この軟骨がいつも食べるとこか~とか胸肉って意外と大きいとか、やっぱりモモ肉がおいしそうとかテーマから多少ずれた発言も…。
大腿骨を割って、中の様子も観察しました。
鳥類の骨の中はすかすかで、いかに飛ぶために体が軽く出来ているかということを納得しました
また、観察した骨格を参考に先生のこの骨格はなんでしょう?
クイズに答えるので大いに盛り上がりました。

その後、解体したローストチキンをいただきながらわきあいあいと楽しいクリスマスパーティ。ビンゴの商品に、精巧なアリのフィギュアがあるところがさすが「生き物教室」でした!!           (S. Takano)

11月21日 第22回 「生き物の分布  その3」

①マダラマルハヒロズコガの幼虫が・・・②空っぽ?!     

③本当はこんな感じ・・・      ④アオゴミムシ   

⑤鳥の巣

⑥カミキリムシの幼虫

参加者9名

今回は「朽木と竹やぶにはどんな生き物が、どこに、どのくらいの数で、どんな風にいるのか」を探ります。

まずは大きな朽木をシャベルで崩していきます。初めに出会ったのはダンゴムシです。朽木の溝のようになった部分に10匹ほどが詰まるように入っていました。どんどん朽木を掘り進めるとムカデ、サシガメ、キマワリ、シロアリ、ハリアリ、ミミズ、コウガイビル、トビムシなどなど、いろんな生き物が次から次へ顔を出します。キセルガイという貝が30匹くらいまとまっていたり、ヨコヅナサシガメも寄り添うように集まっていました。そしてこんなものも・・・(写真1)植物の種のように見えますが、この中にはマダラマルハヒロズコガという蛾の幼虫が入っています。中を開けてみると・・・(写真2)なんと空っぽでした本来はこんな感じです(写真3)

そして高田先生が見つけたのはアオゴミムシです。(写真4)
見た目はきれいですが捕まえようとすると何やら正露丸のようななんともいえない妙な臭いが・・・臭いは瞬く間に広がり、参加者達を騒然とさせました。カメムシやマイマイカブリほどではありませんが、二度とアオゴミムシは捕まえたくないと思わせるには充分な臭いでした。

場所を移動して竹やぶに入って行くと、ツタのような植物の途中が膨らんでいます。虫こぶと言ってこれは虫の仕業です。中を開けてみると、シリアゲアリの女王がいました。人間が歩くのも大変なほど竹が密集しているところではなかなか立派な鳥の巣を発見。(写真5)どんな鳥がここから巣立って行ったんでしょうね。

太い朽ちたツタを開いてみるとカミキリムシの幼虫が見つかりました。(写真6)そのすぐそばにはウメマツアリの巣があったり・・・パッと見た目にはなんの変哲もない朽木ですが、中にはいろんな生き物達が暮らしています。越冬のためであったり、幼虫の間だけだったり、一生をそこで終えるものもいます。せっかくの住居を壊されてしまった生き物達には申し訳なかったのですが、開けてみなければわからない発見がいっぱいありました。普段は見かけないような虫にもたくさん出会えました。寒さが増し、生き物を目にすることが少なくなる季節ではありますが、人間の目に見えないところで、たくましく生きているものなんですね。

さて来月はいよいよ12月!生き物教室もクリスマス会を兼ねて楽しい企画が進行中です!
                        (参加者M.Fさん)

10月10日 第21回 「生き物の分布  その2」

<①アメリカザリガニ>

<②サワガニ>

<③オニヤンマのヤゴ>

<④ウシガエルのおたまじゃくし>
<⑤ヤマカガシ>


参加者11名

今回は水辺にいる生き物を探しました。川や田んぼの近くの大小の水路にはどんな生き物がいるのでしょうか?

まず見つけたのはホトケドジョウです。
ホトケドジョウは環境庁のレッドデータ絶滅危惧種IB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)に含まれ、
千葉県ではレッドデータのランクC要保護生物に指定されていますがいるところには沢山いるもので・・・網を入れて獲れるドジョウは殆どホトケドジョウでした。普通のドジョウと違いずんぐりむっくりした体で顔はナマズに似ています。

田んぼのあぜ道近くには大きなアメリカザリガニがいました(写真①)大きなハサミで威嚇するザリガニに大人も子供も大はしゃぎしました。

うっそうと生い茂った木々の下に流れる小さなせせらぎにはサワガニ(写真②)やオニヤンマのヤゴがいました(写真③)ホトケドジョウやヨシノボリもいて子ども達は大喜びで網を振り回していました。天気雨がやみ、空も晴れ渡ってくると虹が!随分低い位置に太い虹・・・こんな虹を見たのは初めてでした。


場所を移動して田んぼ脇の小川に行くと、ウシガエルのおたまじゃくしが!1匹は前足も生え、ほぼカエルになっていました(写真④)

川近くの野原で見つけたのはなんと交尾中のヤマカガシです。高田先生ですら交尾中のヘビを見つけたのは初めてだとか!珍しいこの場面に出くわした参加者達は興味津々でした。このヤマカガシには毒があります。お口をアーンと開けてもらって口の中を見せてもらいました。(写真⑤)

こんなこと先生がいなければ体験できませんね。野外での活動は沢山の生き物に出会え、沢山の発見があることを教えられた一日でした。
来月は野原の生き物を探します。どんな出会いがあるか楽しみですね

                        (参加者M.Fさん)

9月19日 第20回 「生き物の分布」


<①トノサマバッタ>

<②コオロギ>

<③サワガニ?!>

<④カブトムシの幼虫>

参加者12名


今回から生き物教室は野外に出て活動していくことになりました。森や田んぼ、川など、環境によって生息している生き物が違うことを学ぶのが目的です。会議室ではなく、実際にフィールドに出ることによって新たな発見もたくさんあるかもしれません。今回は風の村の周りにある「野原」と「林」を学びます。

まずは野原。クズやヨモギなど、たくさんの種類の草が生えている場所にはバッタが多くいました。1歩歩くとバッタがバタバタと跳んで行きます。一番目についたのはトノサマバッタでした。(写真①)
枯れ草が集まった場所には数え切れないほどのコオロギ。エンマコオロギがたくさんいる中、高田先生が捕まえたのはミツカドコオロギです高田先生曰く「頭が3つ」のコオロギ。。。多分頭は1つだと思いますが^^;;ちなみにこんな頭はオスだけです。(写真②)
他にもツマグロヨコバイ、コカマキリ、シリアゲムシ、ウラナミジャノメなどたくさんの種類の虫に出会いました。エノコログサ(ねこじゃらし)がたくさん生えている場所にはホソヘリカメムシがいっぱい。。。歩くたびにカメムシの臭いが漂っていました

さてここで先生からクイズが出されました!
「クモの巣は何色でしょうか?」・・・「えっ、白じゃないんですか?」他の参加者たちからは透明、黄色、虹色など色々な意見が出されます。意見が出揃ったところで検証です。そばにあったジョロウグモさんに協力していただいて巣の糸を束ねていくと・・・糸は白でした。でもクモの種類によって糸の色は違うんだそうです。全部白だと思っていたら違うんですね。
その後クモの巣を見つけては色を確認していくと黄色の糸が見つかりました。

次は林です。大きな朽木を発見し、木を崩していって見つけたものは、なんとサワガニ!なんでサワガニが。。。不思議な発見をしてしまいました。(写真③)
その後、これまた大きな朽木を発見。朽木をひっくり返そうとすると下側はいい感じにフレーク状になっていました。そこをあさると出てきたのはカブトムシの幼虫2匹!(写真④)
周りの朽木と一緒にお持ち帰りさせていただきました。この2匹は我が家で飼育し、成虫になるまで観察したいと思っています

来月は田んぼ周辺の生き物を探しに出かけます。
フィールドに出た生き物教室。今まで以上に楽しいものになりそうです!!
                       (参加者M.Fさん)

8月8・9日 第19回 「夏合宿」


<金魚すくい大会>
<クロクサアリ>

<たまむし>


参加者20 名

今回は1泊2日の合宿です。
いつもの生き物教室ではできない夜行性の生き物を観察するのが目的です。

まずは第2回金魚すくい大会からスタートしました。2回目とあってレベルが高く、優勝者は30匹を軽く越える好成績でした。段々コツをつかんできているので次の大会が楽しみです!目指せ全国大会!!





バーベキューのあとは、いよいよ夜の散策です。懐中電灯片手に生き物を探しますが、なかなか昼間のように簡単に見つけることはできません。それでもバッタの鳴き声をたよりに草むらを探したり、羽化するセミを見つけたり、トンボが寝ていたり、クロクサアリが行列を作っていたり、ホタルを見つけたり、クモがのんびりお食事をしていたり、カブトムシが飛んでいたりと、ワクワクすることがいっぱいでした。また、昼間のカマキリの目は緑に見えますが、夜は黒くなっていたりと、夜の生き物の姿は不思議だったり、神秘的だったり、昼間とは違った顔を見せてくれるのが魅力ですね。

翌日、風の村の東屋で遊んでいるとキラキラ光る虫が飛んできました。高田先生が「タマムシだ!!」と叫ぶと、子ども達は網を持って一目散に追いかけて行きました。しかしなかなか捕まえることができず、見失ったかと思ったら先生と私の前をぶ~ん・・・。先生は飛んでるタマムシをひょいと素手で捕まえてしまいました!まるで忍者。。。その後驚いたことにタマムシが次々と飛んできて、結局5匹も捕まえてしまいました。都会では出会うことが少ない虫ですが、風の村にはいっぱいいるんですね。





こうして楽しかった夏合宿は幕を閉じました。また来年、このワクワクな体験ができるといいなぁと、子ども達を差し置いて願っている母でした。

     (参加者 M.Fさん


←前の日4時まで話語りをしていたBOYSGIRLSが朝食を前に居眠りをしているところ・・・

7月11日 第18回 「捕まえる形」





参加者10名

今回は肉食の生き物の口や手足の構造を学びました。

餌を捕まえるときに使う部分の形は、どんな風になっているんだろうということで、まず肉食の生き物探しをしました。捕まえたのはカマキリ、アリ、トンボ、クモなどです。
途中、高田先生がオオスズメバチに襲われるというハプニングもありましたが、無事生還し事なきを得ました(笑)

捕まえたあとは観察してスケッチをしました。カマキリの腕のギザギザがどん向きになっているか、クモの牙の先がどこを向いているか・・・。
【写真上】

スケッチが終わったら、これ以上先生がオオスズメバチに狙われないように移動(笑)どうやら黄色い服がオオスズメバチの気を引くことになったようです。


紙をギザギザに切り、向きの違いでひっかかる感じを体験しました。歯がどのような向きで生えていると、より獲物を捕まえやすいか、より噛み切りやすいかを学びました。【写真 中・下】



★8月は合宿です。どんな楽しいことが起こるのか、今から楽しみです!
      
                            (参加者 M.Fさん

6月13日 第17回 「アメンボ・・・水に浮くそのヒミツとは?!」




参加者…子ども12名・大人7名

まず、アメンボを池から捕獲、観察。
針金と釣り糸でアメンボの足・・・のようなものをつくり、実際に水に浮かせてみよう!

1円玉を水に浮かべて表面張力を実感したものの、では、その力はどう最大限に生かせるか・・・

短い針金をUやSや○の形にして・・・糸を張って・・・
セメダインの力を借りて・・・
大人も子どもも一生懸命に作ってみました。
なかなかできなくて四苦八苦したものの。なんとか数秒浮いて満足。
アメンボの足のきわめて機能的なつくりに改めて脱帽です。




←その後、金魚すくい「高田杯」に挑戦!!優勝したのは・・・高田先生でした!

                        

(参加者 S.Takanoさん
5月28日 第16回 「糞から知る生き物の生態」




  




▲虫の糞を集めて、中身を確認するために
水を少量たらして溶かして見ているところ
 

  
参加者…9名
 数日振りに晴れたこの日、外での観察にはもってこいの1日になりました。まずは「謎の生き物を見つけた場合、どうすればその生き物の生態がわかるか?」というところから話は進みました。生き物を見つけた環境。生き物全体の形、口や歯の形状、手足などを調べる。死んでいれば胃の中身を調べるなどの方法があげられていきます。しかし生きている場合、手術しちゃうわけにはいきませんから胃は調べられません。そこで簡単に何を食べている生き物かを探る方法。それが糞です。
 ここで外に出て早速糞探しを始めました。ところが、生き物を見つけるならお手の物の参加者も糞となっては勝手が違いなかなか見つかりません。結局観察できたものは、鳥、ヤギ(ふうちゃん)、用意してあったカエルの糞でした。鳥の糞には水をかけ溶かしてから消化しきれなかったものを探します。植物の種子ばかり出てくる糞は草食の鳥。逆に虫の死骸(甲虫の羽やハサミムシのハサミなど)が出てくるのは肉食の鳥です。ヤギのふうちゃんの糞は草でいっぱい。できたてほやほやでも繊維の塊で水をかけてもなかなか溶けない頑固者でした。反芻しているせいで、草はかなり細かくなっていて驚きでした。カエルは肉食なので虫の残骸が入っていました。こうして糞を改めて観察すると、こんなもの食べてたの?と驚かされることもあります。これからは糞だからってバカにしてはいけないですね。
 この日、もうひとつ発見が!5月中旬の晴れて風のない日に行われるアリの結婚飛行です。残念ながら飛んでる姿には出会えませんでしたが、子ども達はこれから女王アリになるメスアリをたくさん見つけていました。
何も見つからない私・・・高田先生に呼ばれて行ってみると、そこにはクロナガアリの巣が(植物の種子がご飯という草食のアリです。)たくさんの働きアリが落ち着きなく巣の入り口付近に集まっていました。そのまま観察を続けると羽の生えたメスアリが2匹、巣の外に出て来ました。首を上に持ち上げ、まるで背伸びをしているような姿勢。これから飛ぼうとしているんです。しかし、残念ながら飛び立つ姿を見ることはできませんでした。
 この結婚飛行で、女王アリは一生分の精子を受は取ります。そしてその精子は貯精囊という場所に何十年も死なずに受精能力を持ったまま保持されるんだそうです。ちなみに受精卵はメス(働きアリ)、受精卵ではないものがオスのアリになるんだそうです。一番身近にいて、一番たくさんいるアリですが、知らないことがいっぱいです。
 次回の生き物自然教室では、どんな生き物に出会い、どんなことを教えてもらえるのか楽しみですね。
                        (参加者 M.Fさん
4月11日 第15回 「形と働き」


ひろばで採取した30本ほどの
カマキリの卵付の枝
参加者…子ども8名 大人3名

 およそ人間とは違ったユニークな構造の様々な生き物。そこにはどんな意味が…?それを調べるために、まず対象になる生物を探しに、春もうららかな晴天の戸外へ、みんなで出かけました。
 一種類で一匹ずつ、なるべく大きいもの、違った餌を食べるものなどをポイントに探します。朽木の中を覗いたり、大きな石をひっくり返してみたり、草の中をかきわけたり。一種類で一匹ずつ、のはずが、「捕まえた!」と、だんだん捕獲数に重きが置かれ…同じの二匹捕まえると「オスとメスかもしれなく、形が違うかもしれないから」と理由も生まれ…動くほどに、夏のような暑さになってきた中、あれやこれやでずいぶんたくさんの生き物を捕まえました。
 虫眼鏡や顕微鏡で観察して、ストロー状、大口、カマがふたつ輪のようになっている、などの口の形で分類し餌を調べると、樹液、体液を吸う、むしゃむしゃばりばり、捕獲してさらに別の器官で吸収するなど、なるほどこの形がふさわしいと誰もが納得。かと思えば、例えばカマがふたつのような口でも、食べるためではなくさなぎを運ぶためだったことを知らなくてびっくりしたり。
 口の構造だけでも、さまざまなことを教えてくれる生き物達、全体の構造を詳しく調べるともっと色々興味深いことが発見できるのでしょうね。精密機械のような、それぞれに生きることのみに相応しい生き物達の「形」に無駄のない機能美を垣間見て、とても感動した一日でした。                   
                           (参加者 S.Takanoさん
3月14日 第14回 「地球温暖化と生き物への影響」

参加 大人6名、子供6名。

 まず、温暖化の影響と思われる生き物の変化を考え意見を出した。クマゼミの北上、サンゴの死滅、魚の分布の変化など、それらがさらに他の生き物の生息に影響することがわかった。そのあと、生き物が春を知る方法を考えた。
①温度が上がったとき ②田んぼに水が入ったとき ③日照時間の変化
 ④植物が生えたり生き物が現れたら ⑤体内時計(アリは体内に何月何日がしっかり刻まれているんだって!)
には、何日か温度が上がったらという種と、積算温度でわかる種との2種類があるらしい。例えば前者のガの幼虫が温暖化で早く出現してしまい、餌となる木の葉などが後者のパターンでいつもどおり出てくると、餌にありつけない時期が出来て滅ぶ可能性がある。しかし、中にはのんびりやさんの個体があって温暖化に適したパターンにはまれば生き延びる事ができる。なかなか面白い内容であった。その後、雨の中ひろばでカマキリやクモ、ミノムシの越冬している卵や幼虫の塊を思い切ってばらし、観察した。参加した子供たちが温暖化と生き物の関係に興味を持っていたことが嬉しかった。
2月14日 第13回 「生物の発生」


 大きく分けて生物は骨ありと骨なしいわゆる節足動物に分かれますが、その中でも発生した順番に色々な生きものを探っていきました。

 ムカデと昆虫とエビカニはどの順番で発生したか?とか恐竜は爬虫類と哺乳類の間だとわかったり驚きの連続でした。
 そのあと、市販のしらすを広げて中から小さいエビやカニを探し、携帯顕微鏡で覗
きました。(食べながら・・・)
【写真 上】






 それから、先生が学生時代に製作した地球年表を広げました。
A3用紙が1億年として46億年の年表をテーブルをくっつけて伸ばしていくと、人類が始まったのがほんの数センチで、人間による地球破壊が始まったのは爪の先ほどだという現実がはっきりと目でわかり、子どもたちは深いため息をついていました。
【写真 下】
■2009年1月18日 第12回 朽木の中を探る」


参加者10名

 参加の親子が風の杜ひろばの土手の向こうにある枯れた材木を相手に、スコップや手で木の皮を剥がし、中に潜む虫たちを探しました。
 せっかく寝ていたムカデや蟻、コメツキムシ
,マイマイカブリなどが次々と出てくると子どもたちが歓声をあげ、中には袋に持ち帰る子もいました。

 マダラマルハヒロズコガという
珍しい生き物も発見!どんな生き物がどんなところに何匹いたか、それぞれノートに記しました。いろいろな理由で朽木に生息する冬の虫たちがいました。



 次回は、骨の作りを探ります。


← 手前は”ふうちゃん”のおしりです★

■12月13日 第11回 「カエルの解剖」
参加者10名

風のロッジで行いました。
前回のアジの解剖に引き続く第2弾、カエルの解剖でした。
氷で冷たくして失神させたカエルを仰向けにして虫ピンで留めて、ハサミを使ってお腹を切っていきます。前回の体験者がほとんどだったので、魚に比べて内臓が全部はっきり見えてやりやすかったようです。
途中気がついたカエルがイナバウアーのようにのけぞってしまったとか・・・昔あった小学校での理科の時間の解剖がなくなってしまったの
で、子どもたちは新鮮でした。
さすが虫大好きなおかあさん、内臓の見える写真を「きれーい!」と写メに保存してうれしそうでした。
■11月8日 第10回 「魚の解剖」


参加者10名

生きて搬入した6匹の鯵の入った 箱に氷を入れて急冷すると、仮死状態になります。
2人1組になってそれを1匹ずつ新聞紙に置き、解剖用のはさみでお腹から切っていきます。(写真上)

今、小学校の理科の授業では解剖がなくなっているので、子供たちは初体験できゃあきゃあ言いながらも、熱心に内蔵を取り出して部位を確かめたりたり、動いている心臓を触って感激していました。

ひらめも解剖しましたが、腸から貝が2枚出てきたり、出てきた寄生虫がまだ生きていたり、さまざまなことを学びました。
■10月11日 第9回 「寄生虫ライフ」


8名の参加でした。

プロジェクターを使い、緑の蝶の幼虫の体から何十匹という寄生蜂の幼虫が誕生するちょっとグロテスクな映像やテントウムシのお腹からやはり誕生した幼虫をけなげにも抱え込んで死んでいる写真などを見ました。

そのあと、実際ひろばで寄生蜂を採取し、他にも珍しい昆虫を発見しました。

寄生する側、される側それぞれに知恵を絞った戦いがあることを知り、参加者は多いに”寄生”に興味を持ちました。
写真(上)は、実際に透明ケースに青虫と寄生蜂を入れ、卵を産むために刺す瞬間を待っているところです。
■8月11日 第8回 「夏合宿!」



参加者:子供11名 大人15名

生き物自然教室、夏合宿を風のロッジを借りて行いました。

14時集合、風の杜ひろばでバーベキューを行いました。
切り分けてある野菜や肉を自分で金串に刺し、自分で焼きました。許容量を超える満足な夕食でした。
明るいうちにトラップを仕掛け、暗くなってから農道を散策。蛍を発見したり、夜にしか見られない烏瓜の幻想的な花を見つけて大喜びでした。

夜は、せみの羽化を11時から2時間見続け貴重な体験でした。
次の日は前日のトラップを点検、いろいろな虫を発見しました。
また是非やりたいという声で元気に終わりました。
■8月1日 第7回 「食べられる側の戦略~カナヘビを使った生物検定」
参加者子供5名 大人1名 オブザーバー参加2名

生き物が敵に見つからないようにどんなことを企むか、見つかってしまったらどんなことをするか?
受講生の子供たちは、虫好きで詳しく、私は聞いたことのないような虫の名前がぽんぽん飛び出し、「すごいな~」とただ感心しました。気温30度のひろばに繰り出し、4班に分かれ、かなへびにいろいろな虫を捕まえてきて食べさせる実験を行いました。羽ばたく蝶には見向きもしなかったが羽を取ったらぱくり!丸くなっている団子虫が一瞬身体を開いた隙にぱくり!でも硬くてかめず諦めたり・・
最後に蛇好きの参加者が先生から青大将を譲り受け大喜びで抱えて帰りました。
■6月14日 第6回 「生態系と食物連鎖」
参加者15名。

ピラミッド型を3等分して一番下が植物、真ん中が草食、上の三角形が肉食になり、植物がたくさんあるから草食の生き物が生きていけるし、草食の生き物がいるから肉食が生きていけるという自然界のバランスが大切だということを学びました。
そのあと、ひろばで、ある一定の範囲の虫をすべて採取し、肉食と草食に分け、次に草を刈って虫を探し、草の量も調べました。そこからも、バランスの事実が明らかになりました。また、生きものは生きるためにさまざまな捕食方法を身に付けている話も面白かったです。
■5月10日 第5回 
雨だったので会議室でスタートしました。

前回探検した時の復習で、どんな虫がどこにいたかを確認し、それぞれ敵から身を守るための必然の場所だとわかりました。
そのあと、生き物の死因の話や、植物は動けないなりに生存するための手段を講じている話など興味深く聞き入っていました。

最後に雨の中、傘を差して、ありの巣に寄生する生き物を探しました。
■4月12日 第4回 「田んぼに住む生き物を見つけよう、捕まえよう」


長靴に魚とり網をかかえた26名の大人と子供が、森の中の田んぼに入っていきました。
たくさんの生き物に会えました。
赤蛙、アマガエル、ゲンゴロウ、めだか、ザリガニ、えびなど。
その生き物を観察すると、動き方がわかり、逃げ方がわかれば捕まえやすい。で、捕まえてみました。

何人かがめだかやザリガニを持って帰り、観察日記をつけ、次回持ってきて川に放すことになりました。

大人も子供も網片手のあっという間の3時間でした。
■2008年1月8日 第2回 「冬は始まりの季節」




参加20名 (子ども14名・大人6名)
 
 Q1.冬の間生き物はどこにいるのか?
参加者からは、「巣?あたたかいところ?アフリカ?土の中?自分の家?草の中?冬眠?」といろいろでました。

 Q2.なんで冬眠するのか?
参加者からは「寒いから・・食べ物がないから・・・」の答え。正解は「食べ物がないから」でした。

 Q3. 寒い中冬眠して凍らないのか?
これには、先生が実際凍ってしまった組織をイメージして、鶏の凍った卵と解凍した卵と2個を見せ、組織がだめになる様子を確認しました。「組織に糖分が入っているとー120度でも凍らない虫がいるんだよ!」の話には子供たちがびっくり!でした。

 Q4.本当にどこにいるのか?
これをひろばで確かめに行きました。3班に分かれてスコップで土を掘ったり、朽ちた木をほじったり、葉っぱに裏をさがしたり・・・いましたいました、いろんな形状の生き物が。写真(中)は珍しい赤首キリギリスです。
大人も子供も、虫眼鏡片手にひろば中を探し回って楽しみました。

 アルルカンに戻ってから、ボードに春夏秋冬春夏秋冬と書いて、生き物たちが秋に産卵して命を終え、冬に卵の状態で人生スタートするという自然のサイクルを学びました。冬は大切な季節、がよくわかったようです。

 その後、それぞれノートに今日発見したこと、感動したこと、植物の様子をまとめました。

 1月からの準備で、飼って見たい虫をみんなにあげてもらいました。とかげ・あり地獄・へび・ヤゴ・クワガタ・・・などなど。
果たしてどんな生き物教室になるのでしょうか?お楽しみです。
■2007年11月11日 第1回 「思い込みで見ていないか?」
子供5名 大人2名 スタッフ3名の参加でした。予報では雨でしたが、なんとか降らずに曇り空の下行いました。
 まずアルルカンで、ネームプレートに名前と好きな虫を書き、高田先生の話が始まりました。今回のテーマは”思い込みで見ていないか?”です。題材はへび。へびで連想することをホワイトボードに書いていきます。ぬるぬる、足がない、目が丸い、気持ち悪い・・などなど。
 では、実際どうでしょうか?と先生は突然バックから容器を取り出すと、中に体長1メートルほどのちいさな青大将が入っていて、みんなびっくり。その後、みんなで恐る恐る触ってみると、ぬるぬるしてなかったり、気持ち悪いと思っていたけど、お顔がキュートだったり、新しい発見をしました。 続いて、外に出て、虫探し。1メートルにひもを地面に置きそれを道と思って虫眼鏡持参で地面にはいつくばって虫や植物を探しました。その後、捕獲。終わって、図鑑を見ながら、名前や特性を確認します。くるくると丸まっている葉っぱを取ってきて、恐る恐る中をあけてみると、蛾の幼虫がうんこと一緒にはいっていました。また、家庭には来ない小さなゴキブリも飛び回っていたり、一見同じに見えるバッタが数種類いたり、さまざまな発見でした。
 最後に、アリ塚に集合。先生からアリとキリギリスの話があり、実はこのアリは1年間で2ヶ月しか働かないアリで、本当は働き者なんかじゃなく、キリギリスの方が働くというイソップ物語とはちょっと違う実態を知りました。これも、思い込みで考えちゃいけない話でした。
 アルルカンに戻って、ノートに今日したこと、見つけたことや気づいたこと、面白かったことなどをまとめました。幼稚園年長の子も、一生懸命まとめていました。